Hana Ricna
Birth: Dec.25,1968
Nation: TCH/SVK?

 何やらすごい写真であるが、私にとっては記念すべき、「初めての体操写真」である。
「チェコ(スロバキア)にハナ=リチナあり」、とは、当時よく聞いた言葉で、1984年のオリンピック・ボイコットがなければ、優勝を争ったに違いない、とは、どこかのページに書いたが、本当に強かった。当時のソビエトはユルチェンコ、モステパノワあたりがエース格であったが、全体としての演技のレベルはリチナの方が上だったと思う。
 この大会ではルーマニアのC.ポパと同点優勝を飾った。現在まで唯一のことであり、中日カップ史上でも忘れられない存在なのである。
 ソウルオリンピックまで現役であったが、さすがに19歳になった彼女の演技には、かつてのような輝きは見られなかった。だが、ポロコワとともに、チェコスロバキアの最後を飾る存在として、彼女の名は輝き続けるであろう。(バルトワ…は、とりあえず置いといて、と)

Ricna in 1985 (Chunichi-Cup)