Tatyana Lysenko
Birth: Jun.23,1975
Nation: URS/UKR

 グツーと同時期のウクライナ選手。1990年のワールドカップチャンピオンであるが、一般的な知名度という点では、それほどでもない。ただ一部で根強いファンを持つ、なかなか「通」好みの選手である。

 最初に彼女を見たのは、例によって1989年の国際ジュニア。この大会のソビエト選手---リョヴォチキナ、リセンコ、パリューフ---は、案外地味な印象だったが、その中でもリセンコは、ジュニアにあるまじき、完成度の高い演技をすでにしていた。
 次は1990年の中日カップ。「ボギンスカヤとオノディの大会」にあっては、ワールドカップチャンピオンも影が薄かった。個人的には、ポロコワに注目していた事もあるし。(笑) …どうでもいいが、この大会の尼崎演技会の時(終了後)、正面玄関から出る選手はファンの人垣の中を通ったのだが、ボギンスカヤが貫禄で突っ切っていったのに対して、リセンコがもみくちゃにされながら、戸惑った表情をしていたのが、彼女らしくて、かわいかった。

 その後、ウクライナの独立やオリンピックを経て、1993-4年頃に引退。グツーほどではないにせよ、もう少し現役を続けてもらいたかった選手の一人である(と、カリーニナファンの私は、思う)。



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1990 Chunichi Cup
1990 Chunichi Cup Amagasaki Exhibition
1989 International Junior



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